歌手松田聖子(50)が13日、再々婚を電撃発表した。お相手は慶大医学部准教授で歯科・口腔(こうくう)外科学が専門のKさん(48)でこの日、婚姻届を提出。ホームページと文書で「50歳を迎えた節目の年に同世代の伴侶と新たな人生を歩き始めます」と報告。聖子は、神田正輝(61)と85年6月に結婚し、97年に離婚。6歳下の歯科医Hさんと98年に再婚したが、00年12月に再び離婚。そして、11年半の時を経て結ばれた新たな伴侶は元恋人の郷ひろみ、神田の特徴を兼ね備えたイケメンだった。

 午後1時15分、聖子の公式サイトに衝撃的なメッセージがアップされた。

 「私、松田聖子は、本日6月13日に大学准教授の一般男性と入籍いたしました。今までずっと私を支えてくださったファンの皆様に最初にご報告させていただきます。今年50歳を迎え、同世代の伴侶と新たな人生を歩き出しますが、これからも皆様の心にずっと残っていくような歌を歌い続けていけるよう、一生懸命頑張ってまいります。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。たくさんの感謝を込めて…」

 聖子の事務所「ファンティック」では、この件で本人が会見したりすることはないとし、相手の姓名や出会いなど詳しい経緯も「プライベートなことなので」と明かさなかった。だが、「聖子再々婚」のビッグニュースを受け、事務所にはマスコミ各社から問い合わせが殺到。担当者らが応対に追われた。

 複数の関係者によると、お相手のKさんは、慶大医学部の准教授で歯科・口腔外科学が専門。日本のインプラント医療外科をリードするエリートという。88年に東北大歯学部を卒業し、93年からドイツ・マインツ大学に留学。「インプラント治療に役立つ外科基本手技」など自著や共著も数多く、他の大学からも講師として引く手あまたという。「日本口腔インプラント学会認定講習会」でも講師を務めている。同大学関係者は「患者さんからはイケメンだし、腕もいいと評判です。上層部からも、腕はもちろん『いい男だ』と言われるなど、内外から評判が高いですね」と話している。

 顔は、濃い眉毛と爽やかな笑顔が印象的。日刊スポーツが入手した写真では、眉毛と輪郭が郷に似て、鼻筋と口は神田に似ており、聖子の好みにピッタリはまったとみられる。

 聖子の事務所では「知人の紹介で知り合った」と説明しているが、前夫のHさんも歯科医だった。この時は沙也加の主治医という形で出会った。Kさんとの交際時期は明らかになっていないが、ある関係者は「最近ではないか。Kさんは家庭があったと聞いているので」と話しており、今回も治療を介して愛情を深めたようだ。

 また、新たな人生のスタートになった「6月13日」には特別な意味はないようだが、聖子はかねてジューンブライドに憧れていた。神田との結婚も6月。6月にコンサートをスタートさせるのも恒例で、6月10日にさいたまスーパーアリーナで、同6日発売の新アルバム「Very

 Very」のタイトルを冠したツアーをスタートさせた。

 アルバムタイトルとなった収録曲「Very

 Very!」では、<歌詞>I

 love

 you!私だけを愛してね

 ずっと離れずにそばにいてね…と歌い上げる。聖子が再々婚の相手に送ったまさに愛のメッセージなのだろう。

 ◆松田聖子(まつだ・せいこ)1962年(昭37)3月10日、福岡県生まれ。80年シングル「裸足の季節」で歌手デビュー。同年「風は秋色」から88年「旅立ちはフリージア」まで24枚連続オリコン週間シングルランキング初登場1位を記録した。発売中の「涙のしずく」までシングル77枚発表。女優として81年「野菊の墓」で映画デビュー。12年NHK大河ドラマ「平清盛」に出演。158センチ。血液型A。