初期の食道がんのため入院している歌舞伎俳優中村勘三郎(57)が7月初めに手術を受けることが21日、分かった。勘三郎は今月初めに入院したが、一通りの検査が終わったため一時退院し、現在は温泉で療養中。週明けに再入院し、手術に備えるという。手術を執刀するのは、同じく食道がんで手術を受けた歌手桑田佳祐(56)の時と同じ医師になる予定という。桑田は10年7月に入院して手術を受け、同年大みそかのNHK紅白歌合戦で復帰を果たした。桑田と勘三郎は面識がなかったが、昨年、特発性両側性感音難聴で療養中だった勘三郎に桑田は「不肖の同級生より」と励ましの手紙を送っていた。