昨秋に終了したTBS系ドラマ「渡る世間は鬼ばかり」が、今秋に特別ドラマとして復活することが10日、明らかになった。同局によると、前後編、各2時間を2週に分け、計4時間放送する。えなりかずきが演じる小島真の離婚危機がテーマの1つという。

 「渡る-」は90年にスタートし、昨年9月に、10シリーズ全500回に及んだ放送を終えた。最終回は、真と清水由紀が演じる貴子の結婚式で終了。今回は、真夫妻をはじめ1年後の各家族を描く。真が妻の実家で暮らしていることから、母五月(泉ピン子)は、婿養子状態の真の苦労が気になり、嫁しゅうとめ問題になる。スタート時は、赤木春恵が演じるしゅうとめと嫁五月の問題を描いており、今回は第2ラウンドとなりそう。石井ふく子プロデューサー(85)は「真の離婚危機があるかも」と説明した。

 同番組の昨年の最終回は、平均視聴率22・2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。同局には視聴者から復活を望む声が多数集まっているという。