SMAPが今日25日夜、全国のテレビ局を1分間ジャックする。5人が出演するソフトバンク新CM「バリ5」編の60秒スペシャルバージョンが、午後8時59分ごろ、一斉に放送される。同CMでは、新周波数帯「プラチナバンド」を利用した新たな通信サービスをPRする。

 SMAPは09年7月からソフトバンク携帯電話のCMに出演しているが、今回は、ひたすら歩くだけという珍しい内容だ。オフィスビルや歩道橋、橋、広場などを、5人が並んで足早に進んでいく。さまざまな場所を歩くことで、「プラチナバンド」のつながりやすい電波が広がっていくことをイメージしたという。

 CMで5人が引き連れているのは、携帯電話のアンテナマークをモチーフにした巨大シンボル。通常はアンテナ3本(バリ3)で電波状態の良さを表すが、このシンボルはアンテナが5本立っていて、つながりやすさをアピール。音楽は「ドリフの早口ことば」オリジナル替え歌が使われている。

 撮影当日は時折小雨もぱらつく天気だったが、5人は足元の水たまりも気にせず、ひたすら前に突き進んだ。立ち位置や歩くペースなども完璧で、監督が「すごい」と驚いたほど。抜群のチームワークを発揮して、短時間で撮影を終了したという。

 撮影後、CMのテーマである「つながる」についてメンバーがコメントした。中居正広(39)は「SMAPのことで言えば、つながるというか、まあ、つながっちゃったんだろうね(笑い)。そこらの頑丈なハサミでも切れないぐらい、強くつながっちゃった感じがします」とメンバーの絆を強調。木村拓哉(39)は「つながるとは、自分1人じゃできないこと。必ず誰か相手がいて、つながる先の人がいてくれないと不可能なことだし、つながるってすごく幸せなことだと思います」と話した。

 「プラチナバンド」は携帯無線通信に最適といわれる900MHzの周波数帯域の通称で、25日からサービススタート。また、CM放送に合わせて、100万円の旅行券などが当たる「CMを見て当てよう!

 プラチナクイズキャンペーン」も実施される。