タレント峰竜太(60)が、19年ぶりにラジオでレギュラー番組を担当することが20日、分かった。ラジオ日本の情報番組「ミネスタ~峰竜太のスタミナラジオ」(月~金曜午前9時)で、10月1日からスタート。パーソナリティーとして、平日の2時間半(金曜は2時間)を取り仕切る。峰のラジオでのレギュラーは、1993年(平5)4月まで放送されたニッポン放送「峰竜太のナンデモアルキメデス」以来になる。

 もっとも、平日の午前中には強力なライバルがいる。TBSラジオ「大沢悠里のゆうゆうワイド」(月~金曜午前8時半)だ。86年から放送のTBS長寿番組に対抗できる大物タレントとして、ラジオ日本は、年齢層問わず認知度、好感度が高く、分かりやすいトークに定評がある峰を指名。同局からは「大沢さんと戦ってほしい。20、30年と長くやって下さい。好きにやっていただいて構いません」と、長期政権を約束されている。

 大きな期待を背に峰は、着々と準備を進めている。スタジオを出て、商店街を回るリポートも検討中。浮き沈みの激しい芸能界で長年、活動してきた経験を生かし、人生相談なども検討している。「分かりやすく、ゆったりと、明るい放送にしたいです。ライフワークにできる仕事に出会えた感じです。テレビよりも制約が少ないので、明るい毒も吐いていこうかな。家では(妻の海老名美どりに)毒を吐かれているので(笑い)」。

 現在、テレビのレギュラー番組は週1回が3本、月1~2回が2本で、NHK「平清盛」で37年ぶりの大河ドラマ出演。さらに帯のレギュラーラジオ番組が加わり、ますます忙しくなるが、峰は「仕事大好き人間ですから。何でもできますよ」と前向きだ。