関ジャニ∞のデビュー8周年記念全国ツアー「8EST(エイテスト)」の東京公演が16日、調布・味の素スタジアムで行われた。前日15日に続いて開催されたこの日、大規模な追加公演が発表された。追加されたのは11月10、11日に東京ドーム、12月30、31日、来年1月1日に京セラドーム大阪の公演。これでメモリアルイヤーのイベントや公演の総動員数が合計88万人に達する。大阪を拠点に活動開始した異色グループが、文字通り「全国区アイドル」に成長した。

 錦戸亮(27)は「8年前は1000人の客席も埋められなかった。今までやってきたことは間違いじゃないと確信しています」。88万人の数字に村上信五(30)は「非常にありがたい」、横山裕(31)も「8にこだわってきましたから、すっごいうれしい」と喜んだ。

 味の素スタジアムでの公演は、関ジャニ∞にとって初の野外スタジアム公演。今年公開したグループ主演の映画「エイトレンジャー」誕生のきっかけとなったコントコーナーも2年ぶりに復活、コント冒頭にスタジアム公演の利点を生かし、高さ25メートルからロープで降りる演出でファンを喜ばせた。渋谷すばる(30)は「自然光って恥ずかしい」と笑わせたが、夕暮れから闇に包まれる野外スタジアムを存分に楽しみ、新曲「あおっぱな」などを披露した。

 前日15日は、11日に28歳になった安田章大をサプライズで祝った。5万5000人を前にした丸山隆平(28)は泣きそうになったそうで、大倉忠義(27)も「お客さんも泣いていてうれしかった」と話した。

 10月17日にベストアルバムを発売することも発表した。【小林千穂】