SMAPとファンが東京ドームで1つになった。26日、2年ぶりの全国ツアー「GIFT

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 SMAP」東京公演を東京ドームで開催。ラストで、木村拓哉(39)が観客5万5000人に「手をつなごう。東京ドームが1つになろうぜ」と呼びかけ、メンバーもステージ上で手をつないだ。

 「どこにいても、自分たちを感じてもらいたい」。木村の言葉通り、積極的にファンとの距離を縮めた。アンコールではトロッコに乗り、バックステージに移動する。メンバーに近づくチャンスと、楽しみにするファンも少なくない。今回はその恒例行事を冒頭でも実施。全員が1台のトロッコに乗り込んだ瞬間、会場からどよめきが起きた。

 同ツアーは21公演で95万5000人を動員予定。公演に関わるスタッフは延べ約2万人で、25トントレーラー20台、11トントラック100台で機材が運ばれるなど、SMAPとして最大級のスケールになる。タモリや堀北真希といった豪華な顔触れが映像で登場。中居の人気コント「しょうわ時代」など、それぞれコントでも楽しませた。香取慎吾(35)は「見慣れた方もインパクト大だと思います」と手応えを感じている。

 SMAPの東京ドーム公演は1996年(平8)を皮切りに27回目で、5日間連続公演は一昨年に続き2回目。この“ホーム”への思いは深い。中居正広(40)は「SMAPの結成は88年で東京ドームと同い年。特別な思い入れがあります。原監督がこの地で胴上げされ、すぐSMAPのライブなんて、ジャストタイミング。思わずウロウロしちゃいました」と熱烈な巨人ファンだけに感慨もひとしお。木村も会場を見回しながら「幸せを感じています」と感謝を口にした。

 アンコール6曲を含め、33曲を披露。ステージは約3時間半に及んだ。中居は「5連チャンは持たない。キツイよ」と弱音を吐いたが、木村の「最後まで飛ばしていくから!」という言葉を最後まで全員で実行した。30日まで5人は、アクセル全開で走り続ける。【近藤由美子】