警視庁組織犯罪対策特別捜査隊は28日、パチンコ店で客を装った「さくら」をすれば収入が得られるとうそをつき、登録料などの名目で現金約140万円をだまし取ったとして詐欺容疑で、暴走族グループ関東連合の元リーダー石元太一容疑者(30)を再逮捕した。

 再逮捕容疑は10年1~3月、インターネットに「パチンコをするだけで仕事となる夢のようなビジネス」と虚偽の広告を掲載、応募した20代の女性から現金を詐取した疑い。組特隊によると、同じ容疑で逮捕された男から詐取した金額とみられる数字を示すメールが石元容疑者に送られていた。同容疑者は8月に俳優デビューを発表したが、その後、別人が住むように装いマンションの入居契約をしたとして、詐欺容疑で逮捕されている。