女性問題で10年2月から約1年間、芸能界を休業していたお笑いコンビ、アンタッチャブルの柴田英嗣(37)が27日、復帰後初めて囲み会見に応じ、相方山崎弘也(36)とのコンビ活動再開を宣言した。

 都内で行われた著書「日本一やかましい動物図鑑2」の発売記念イベントに出席した柴田は、登場するや「あざす!」と相方山崎が広めた言葉であいさつし、「助かります。こんなに集まっていただけるとは」と頭を下げた。そして、「こんなに記者の方に囲まれるのは、休んでた時の家の周り以来」と自ら「休業」に触れた。

 休養に入った直後は理由が「女性問題」だったことから、山崎とは絶縁状態にあったが、現在は関係を修復したという。「連絡取ってますよ。飯も食いに行ったりしてます」。昨年1月の仕事復帰以降もコンビ活動は再開していないが、「そろそろやりたい。今日も声を掛けたんですが、あっちは収録があって」と説明した。

 テレビ番組に引っ張りだこの山崎とは対照的に柴田へは、ピン(単独)でのテレビ出演のオファーはまだまだ少ない。その現実に関しては「柴田は事件を起こすのではと、みんな敬遠している感じもある」と冷静に自己分析。2年以上前の女性問題に関しても「若干、尾を引いています。まだテレビで人前に出られないのかなとか思いますけど」と後悔の念も口にした。

 「コンビ復活は年内?」との問いには「山崎と詰めます。ただ期待しすぎてほしくない。また漫才からやりたいな~」。やはり、M-1王者になった頃(04年)の輝きを取り戻すには相方、ザキヤマ(山崎)の力が必要のようだ。

 ◆柴田の女性問題

 10年2月1日、体調不良を理由に無期限休養すると所属事務所が発表した。一方で女性問題が広まり、一部では、番組で再会した元恋人とのトラブルになり、さらにその女性を柴田夫妻が脅迫したとも報じられた。休養は約11カ月に及び、昨年1月、TBS系「炎の体育会TV」で復帰。今年5月には柴田自身が同局系「サンデージャポン」で休業理由が女性問題だったことを認め、示談金を払ったとも明かした。現在では家族円満でこの日も「この前、家族で娘の運動会に行ってきました」と話した。