音楽活動休止中の宇多田ヒカル(29)が17日、2年ぶりの新曲「桜流し」の配信をスタートさせ、iTunes

 Storeのシングルランキングで早くも1位を獲得した。同曲はこの日公開されたアニメ映画「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」(庵野秀明総監督)の主題歌。宇多田はツイッターで「あんらま!

 いきなりiTunesで『桜流し』1位ですって!

 こんな夜中にポチってくれたみんなありがとう」とつづっている。関係者によると音楽活動再開ではなく、単発の配信という。

 宇多田は同アニメの大ファン。07年「新劇場版:序」と09年「新劇場版:破」に主題歌を提供。10年8月に「アーティスト活動をやめて人間活動に専念しようと思います」として無期限活動停止に入っていたが昨年末、同映画製作陣から主題歌の依頼が届いた。関係者によると、作品への愛情と熱心なオファーに制作を決意、今年秋にレコーディングしたという。

 配信限定の予定だったが、曲の世界観を映像で具現化させたいという宇多田の強い願いから、カンヌ映画祭で審査員特別大賞を受賞したこともある河瀬直美監督(43)にプロモーションビデオ制作を依頼。DVDシングルを12月26日に発売することが決まった。ジャケットには「新世紀エヴァンゲリオン」キャラクターをデザインした貞本義行氏の書き下ろしによる宇多田の横顔が描かれた。