古希を迎えた女優樹木希林(70)が、ソフトバンク「白戸家」シリーズ新CMで銀髪、セーラー服の女子学生に扮(ふん)した。このCMは2日から全国で順次放送される「どうなる白戸家」編で、樹木のほかゴールデンボンバー、前田敦子、小芝風花、マンチェスターUの香川真司ら多彩なゲストが出演している。

 水色のセーラー服姿の樹木が登場するのはCMの中盤。スキー場から一転して校庭に場面が変わり、水色の制服を着たゴールデンボンバーの4人がヒット曲「女々しくて」のメロディーに合わせて「3年タダ~今年もタダ~♪」と歌っている。それを見た樹木も一緒に肩を揺らして踊り出すというユニークなシーンだ。

 実は初めてセーラー服を着た樹木だったが、終了後は「何だかすごいことになっちゃってるんだけど、大丈夫かしら」と笑いを取りながらも、終了後は「紺の制服も着てみたかったですね。クセになっちゃって」としばらく踊っていた。

 撮影が行われた1月15日は樹木の誕生日。共演者、スタッフ一同から似顔絵が描かれたケーキをプレゼントされ、「とってもすてきな70歳の誕生日になりました。皆さん、ありがとうございます」と感無量の面持ちだったという。

 また、前田は初めての教師役で出演。何かに驚いているような表情でラストにワンカットだけ登場する。「白戸家といえば国民的なCMのイメージなので、うれしかったです。お父さんもすごくきれいでした」。現場でお父さんと会うと大喜びで、携帯電話を取り出して記念撮影していたという。ゴールデンボンバーは今回がCM初出演で、樽美酒研二は「父ちゃん、母ちゃんが喜びますね。親孝行できて、ほんと幸せです」。アヤ役の上戸彩は「なかなかお会いできない方たちなので、すごくテンションが上がります」と話した。

 「どうなる白戸家」編は、ソフトバンクの「ホワイト学割with家族2013」キャンペーンをPR。道路拡張で立ち退きが決まり、白戸家が引っ越すという新たな展開も描かれている。