7人組ダンス&ボーカルグループ、三代目J

 Soul

 Brothersが、日本の音楽史上初めて、小説の主題歌を担当することが16日、分かった。作詞家小竹正人氏の小説デビュー作「空に住む」(講談社)の主題歌「空に住む~Living

 in

 your

 sky~」で、6月1日に同書+CDのセット(1600円)で発売(書店のみ)される。

 「小説主題歌」という仰天プランは、小竹氏の発案だった。代表曲「花火」など、同グループの楽曲を手掛けてきた小竹氏は、小泉今日子、中山美穂、藤井フミヤ、中島美嘉、久保田利伸、EXILEらに楽曲を提供。このたび、自身初の小説執筆にあたり、小説の世界観を音楽でも表現できないかと考えたという。

 同作は、都市生活で日常起こり得る「喪失」と「再生」がテーマ。両親の突然の死で、愛猫とともに都心の高層マンションに住むことになった主人公が、喪失感を埋めるように逢瀬(おうせ)を重ね、深みにはまっていく物語で、小竹氏が主題歌の作詞も手掛けた。

 <歌詞>ありがとうって言えないまま

 あなたに逢えなくなってしまったけれど

 I’m

 living

 in

 your

 sky

 この空に

 僕はいる

 誰よりも愛してた…いつまでも愛してる

 信頼する小竹氏から、同曲を提供され、ボーカル登坂広臣(26)は「小説の世界観を感じていただき、感情を込めて読んでいただけるように心を込めて歌いました」とコメント。小竹氏も「小説を読み終えた余韻の中でこの主題歌を聴いたら、物語の世界観がさらに切なく広がってくれると思います」と自信を見せている。