「オレは何度でも立ち上がる!!」。ここ数年、災難続きだった演歌歌手の山本譲二(63)が20日、珍しい厄払いを敢行した。昨年11月発売の楽曲「蓬莱橋(ほうらいばし)」のモデルとなった静岡県島田市の蓬莱橋を訪問した。
山本はこの日、島田市観光大使に任命されると、大井川にかかり、「世界一長い木造歩道橋」とギネス認定されている蓬莱橋に向かった。全長897・4メートルには、厄無し(8974)の意味が込められている。07年に腫瘍ができて右耳の聴覚を失い、10年には妻悦子さんが乳がん発症。11年には母ハルエさんが認知症になり介護施設に入るなど、私生活面で不幸続きだった山本はこの橋の持つパワーを信じ、1歩1歩踏み締めるように歩みを進めた。「ナンボのモンじゃい!!
ってタイプだったが、ここまで不幸が続くと、何かにすがりたくなる。弱っていたときに蓬莱橋と出会った。橋を渡って厄払いだ」。
そして、134年前の開通以来、何度も洪水で破壊されてきた橋を眺め、「オレも紅白歌合戦に5回落選してるけど、史上最多6回目(通算14回目)の復帰を目指す。この橋のようにね」と宣言。一升瓶の地酒をグイッと飲んで気勢を上げる姿に再起の決意があふれた。【瀬津真也】




