「東京の灯よいつまでも」で知られる歌手新川二朗(73)がこのほど北海道紋別市内を訪れ、芸能生活50周年記念曲「オホーツク岬」を作詞作曲した故坂下桂さん(享年56)の墓参りをした。同曲は11年発売でロングヒット中で、稚内から網走を結ぶ「オホーツク・ライン」を舞台にした曲だ。80年に一般人の制作曲をプロが歌うNHK「あなたのメロディー」から生まれた。新川が歌う同曲は優秀作品となり、LPに収録された。3年前、50周年曲を思案していた新川本人が同曲の存在を思い出し、記念曲に決めた。しかし坂下さんは、84年に急逝していた。新川は「天から『歌って』と呼びかけてくれていたような気がします」。

 坂下さんの妻、愛子さんに案内され、墓前で約33年ぶりに“再会”した。「ぜひこの曲が生まれたNHK紅白歌合戦に出て歌いたい」と話した。【笹森文彦】