土屋アンナ(31)の初主演舞台「誓い~奇跡のシンガー」が公演中止となった問題で、制作会社「タクト」が土屋に対して3000万円の損害賠償を求める民事訴訟を東京地裁に起こすことが5日、分かった。「タクト」社長で演出家の甲斐智陽さんが「今週中に提出します」と明かした。

 7月29日に制作側が「土屋の稽古不参加」を理由に公演中止を発表し、土屋側は「事実と違う」と反論。舞台の原案「日本一ヘタな歌手」の著者浜田朝美さんが「舞台化を許可してない。土屋さんは悪くない」と擁護するなど騒動に発展した公演中止問題が法廷の場で争われることになった。

 甲斐さんによると、先週に土屋側の弁護士から甲斐さん側の弁護士に2度ほど連絡があったが、話し合いに進展はなかった。甲斐さんは「この問題でこれ以上時間をかけたくない。弁護士とも相談し、予定通り今週中に提訴することを決めた」と話している。