来年のNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」に主演するV6岡田准一(32)が27日、都内の同局スタジオで扮装(ふんそう)姿を初披露した。スタジオ収録はこの日からスタートしたが、ロケ収録は先週から既に始まっている。この日は、麻の着物姿という“軽装”だったが、ロケでは甲冑(かっちゅう)を着た。その姿を見た現場スタッフから「おぉ~っ!」とため息のような声が上がったという。「写真も撮られた。興奮してくれた。これでいいんだなと思った」と強い手ごたえを感じたという。

 収録開始前はプレッシャーを感じていたという。ところがこの日は「収録に入っちゃうと楽しい」と笑顔を見せた。「大河ドラマを使わせてもらって遊ぶチームが、入った瞬間に出来上がった感じ」と独特の言い回しでチームワークに自信をのぞかせた。「家族で見てほしい。熱い大河になればいい」と抱負を語った。

 V6メンバーから激励も受けており、同局「あさイチ」司会の井ノ原快彦(37)からは「(スタジオに)遊びに行く」と言われ、“先輩”として「食堂はいいよ」と助言されたという。

 妻役の中谷美紀(37)は当時流行したという「辻が花」と呼ばれる絞り染めの小袖に身を包んだ。「岡田さんのたたずまいは月のよう。それでいてりりしく、すてきなお殿さまです。妻として光栄です」と目を細めていた。