高視聴率が続くＮＨＫ朝の連続テレビ小説「あまちゃん」の能年玲奈（２０）が１０日、同大阪放送局でヒロインのバトンタッチセレモニーに出席し、あまちゃんを“卒業”した。

　能年は、次作「ごちそうさん」ヒロインの杏（２７）と、作中に登場する食べ物をプレゼント交換。杏演じるヒロインの家系に伝わる「ぬか床」を贈られ、すぐさまキュウリ、大根、にんじんのぬか漬けを食べて「うぉぉ～」と興奮。「じぇじぇじぇ」とは驚かずに長丁場の収録を振り返り、「あまちゃんのいちファンとしても大好きなヒロインで、これから先、私の基盤になる作品。この経験を無駄にしないようにしたい」と、朝ドラヒロインとしての最終行事を終えた。

　一方の杏は「あまちゃん」の撮影地となった岩手県久慈市の郷土料理「まめぶ汁」をふるまわれ、「けんちん汁に似ていておいしい。ごちそうさん、でした！」と、ヒロインのバトンをしっかり受け取った。【村上久美子】