フォークデュオ、ゆずの楽曲が、劇場版「HUNTER×HUNTER」の主題歌に2作連続で使われることが23日、分かった。新曲「表裏一体」(リリース未定)が、12月27日公開のアニメ映画「HUNTER×HUNTER-The

 LAST

 MISSION-」の主題歌に決定。ゆずの2人は、今年1月公開の劇場版第1作「HUNTER×HUNTER

 緋色の幻影」の主題歌「REASON」も歌っている。

 アニメ映画の主題歌を同じアーティストが2作連続で担当するのは異例だが、アニメ業界では「ゆずさんの曲は子どもたちにも幅広く認知されていて、爽やかなメロディーがアニメに合っている」と評判になっており、同作の北島直明プロデューサーは「おふたりの楽曲には希望や光というイメージを考えていた。作品のテーマである『光と闇』の争いの先にある希望を表現したかったので」と起用理由を説明した。

 前作が興行収入12・1億円のヒットとなったことも、「連続起用」の一因とみられる。現在日本テレビ系で放送中のアニメ(日曜午前10時55分)のエンディングテーマにも、ゆずの「REASON」が使われており、時期は未定だが、次のテーマ曲に「表裏一体」が起用されることが内定している。

 「HUNTER×HUNTER」=「ゆずの歌」という構図が確立していくことを受け、2人は「うれしく思います。光と闇というテーマにも触発されて、曲を書くことができました。音楽と映像が共鳴することで、アニメの世界観を盛り上げていきたいです」と意気込んでいる。

 ◆「HUNTER×HUNTER」(ハンターハンター)「幽遊白書」「レベルE」などのヒット作を手掛けた冨樫義博原作。父親を探す主人公ゴン・フリークスを中心に、念能力を使う架空の職業「ハンター」たちの冒険や戦いを描く。99年10月から01年3月までアニメ第1弾が放送。11年10月から現在放送中の第2弾が始まった。週刊少年ジャンプに連載中だが、休載が多いことで知られる。