米歌手レディー・ガガ(27)が、人類初の“宇宙コンサート”に挑む。米芸能誌Usウイークリーの電子版は6日、15年初めに米西部で開かれる音楽祭で、ガガが宇宙から歌声を届ける計画が進んでいると報じた。歌手が宇宙で熱唱するのは初めてとしている。ガガは民間宇宙旅行の実現を目指すヴァージン・ギャラクティック社の宇宙船に搭乗。米ニューメキシコ州で行われる音楽祭「ゼロGコロニー」の会場に向け、1曲を披露するという。

 この報道について、ガガは自身のツイッターで「うわさの真相は(最新アルバムの)『アートポップ』発売の11月10日に分かる」とコメントした。同音楽祭はエンターテインメントの先端技術をテーマにしており、ガガは最終日の3日目の明け方に登場する予定。イベント名の「ゼロG」は無重力の意味。会場は宇宙船基地で宇宙にこだわる演出が多くなりそうだ。

 ガガは宇宙空間の無重力に対応するため関係者は「1カ月の発声練習が必要になる」と話した。別の関係者は「かなり高額の生命保険に入るようだ」とも明かした。宇宙船にはガガの衣装担当などスタッフも乗り込むという。

 ヴァージン・ギャラクティック社は、英ヴァージン・グループ会長のリチャード・ブランソン氏が設立した宇宙旅行会社。今年9月上旬には宇宙旅客機による2回目の試験飛行を成功させ、来年のサービス開始を目指している。