日本テレビは20日、夕方の報道番組「news

 every.」の放送開始時間を来年1月6日から1時間早めると発表した(関東ローカル)。月曜から木曜まで、現在の午後4時53分から午後3時50分に繰り上げ、放送時間も拡大する(金曜は現在のまま)。同局は昨年、テレビ朝日との視聴率争いで、全日帯(午前6時~深夜0時)では強さを発揮したが、ゴールデン(午後7~10時)は0・1ポイント差に迫られ、プライム(午後7~11時)は首位の座を奪われ3冠を逃した。同番組の繰り上げと拡大を全日帯のさらなる強化につなげたい狙いがあるようだ。

 民放各局が、夕方に報道番組を放送する中、同番組は、同時間帯首位となる視聴率10%前後を維持している。平日午後、視聴率好調の「情報ライブ

 ミヤネ屋」(月~金曜午後1時55分)に続いて、再放送番組「特選ぶらり途中下車の旅」(月~木曜午後3時55分)などを放送してきた。TBSが今年秋から報道番組「Nスタ」を1時間繰り上げて午後3時50分から放送するなど、民放夕方のニュース戦争が活発化している。日テレでは来年から「news

 every.」を「ミヤネ屋」に続けて放送する“連結作戦”でこれを制し、13年と来年の3冠王奪還につなげるつもりだ。

 午後4時台のメーンキャスターをNEWSの小山慶一郎(27)が務めることも決まった。番組スタートから3年半、水曜キャスターを務めてきた経験と実績がある。「背伸びせず自分の言葉で1つ1つのニュースに向き合い、分かりやすくお伝えできれば」と話している。小山に加え、7月に男児を出産した鈴江奈々アナウンサー(33)も4時台の出演者として復帰する。