EXILEのボーカル、TAKAHIRO(28)が、俳優デビューすることが24日、分かった。来年1月期の日本テレビ系連続ドラマ「戦力外捜査官」(土曜午後9時)で、配属初日に戦力外通告を受けた武井咲(19)演じる主人公の“お荷物警部”とコンビを組む武闘派刑事を演じる。

 ボーカリストの枠にとどまらず、CM出演、テレビのバラエティー番組での進行役、作詞など活動の幅を広げてきたTAKAHIROが、新境地に入る。刑事コメディーの同作の原作は、作家似鳥鶏(にたどり・けい)氏の同名警察小説。制作者側の「ズレた人に振り回されながらも守るという役柄。ビシッとスーツを着て頼れる刑事になってくれるイメージ」という期待から、TAKAHIROの抜てきとなった。

 TAKAHIROは、俳優デビュー作ながらの重要な役での起用に「気合を入れてがむしゃらに取り組んでいきたいです」と謙虚に話す一方で、「武井さんの新しい表情や魅力を引っ張り出していけたらと思います」とも話した。対して役者では先輩の武井は「コンビネーションを大事にして楽しくやっていきたいです」とTAKAHIROにエールを送った。

 脚本を担当する鴻上尚史氏は、連ドラ初挑戦で「僕自身がわくわくしている。今までにない刑事ドラマを作りたい」と話しており、TAKAHIROはシリアスな演技からお笑い、180センチの長身を生かした大立ち回りまで求められ、空手初段の腕前も随所に披露する予定という。