歌手浜崎あゆみ(35)が16日、婚約者でUCLAの大学院で医学を学ぶ米国人男性(25)を伴い、滞在先のロサンゼルスから帰国した。13日に婚約したばかりの2人は、成田空港に到着すると、待ち構えた取材陣に気後れすることなく、手をしっかり握り合ったまま終始笑顔を見せた。清潔感あるファッションに身を包んだ男性はスラリとした長身で、落ち着いた雰囲気を漂わせていた。

 電撃的な婚約発表から3日後、浜崎と婚約者はそろって取材陣の前に姿を見せた。浜崎は、到着口に集まっていた約50人の取材陣を見つけても、うつむくことなく、男性と手を握り合ったまま堂々と歩き続けた。取材陣から「おめでとうございます」と声を掛けられると「ありがとうございます」と笑顔で応じて会釈。男性も日本語で「アリガトウゴザイマス」とうれしそうに答えた。浜崎は取材陣から「指輪を見せて」とリクエストされたが、左手を手袋のようなもので隠し、照れたように笑うだけだった。フラッシュを浴びると時折サングラス越しに視線を合わせ、取材攻勢を楽しんでいるようにも見えた。

 会員制公式サイトで婚約を発表したが、男性は一般人ということもあり、本名は非公表で写真も公開されなかった。この日、浜崎に寄り添って笑顔を絶やさなかった男性は、清潔感あるファッションに身を包み、年齢よりも少し落ち着いた印象。スラリとした180センチ以上の長身で丸刈り。チェックのシャツの上に羽織ったジャケットのボタンはしっかりと留められ、胸元にはグレーのネクタイ。濃紺のマフラーを肩から掛け、知的なエリート医大生の雰囲気も漂っていた。

 取材陣は、立ち止まることなく進む2人から婚約の喜びを感じさせるコメントを引き出そうと、「Feel

 the

 love」と浜崎の新曲タイトルを持ち出して声を掛けた。無言だった2人はこれを聞くと目を合わせて爆笑していた。

 2人の出会いは今年の正月休みで友人の紹介で知り合った。春ごろから交際を始め、今月13日に婚約を発表した。浜崎は、11年1月にオーストリア出身の俳優マニュエル・シュワルツとラスベガス挙式から帰国した時や昨年11月に当時交際していたバックダンサーの内山磨我と滞在先のパリから帰国した時も、取材陣の前で堂々と手をつないで歩く姿が印象的だった。この日も迎えの車に乗り込むまで手を握り、終始笑顔だった。【細江純平】

 ◆浜崎(はまさき)あゆみ

 1978年(昭53)10月2日、福岡県生まれ。98年4月にシングル「poker

 face」で歌手デビュー。日本レコード大賞を01年「Dearest」02年「Voyage」03年「No

 way

 to

 say」で3年連続受賞。私生活では07年までTOKIO長瀬智也と交際。11年1月にオーストリア出身の俳優マニュエル・シュワルツと挙式したが、婚姻届未提出のまま12年1月に破局。12年11月にダンサーの内山麿我との交際が判明したが今年1月までに破局。156センチ、血液型A。