女子フィギュアスケートの浅田真央(23)がCMで生歌を披露する。22日から全国で放送される住友生命の新CM「最高の冬へ」編で、真央はDREAMS

 COME

 TRUE(ドリカム)の「何度でも」を口ずさんでいる。

 CMでは、真央が「天才少女」と呼ばれた頃から現在までの映像をダイジェストで紹介する。初めて試合に出た頃の初々しい表情、ジュニアで活躍した頃、ひたむきな練習風景、氷と向き合い苦悩する様子など、これまでの真央のストーリーが次々と映し出される。最後はトリプルアクセルに挑む真央の姿がクローズアップされ、「浅田真央と僕たちの一度きりの冬がくる」というキャッチコピーが流れる。スケート人生の集大成となるソチ五輪で悲願の金メダルを目指す真央の、強い思いが伝わってくる内容だ。

 真央はリンクサイドのベンチに座り、スケート靴のひもを結びながら「何度でも」を口ずさんでいるが、現実に練習中や試合前によく聴いている曲という。9月から放送された「一度きりの冬」編、11月から放送された「僕たちの冬」編でも同曲は使われ、住友生命側の依頼に、ドリカムの吉田美和、中村正人は「まさに真央さんの生き方そのものが、『何度でも』の伝えるメッセージ」と快諾したという。

 真央は明日21日開幕の全日本選手権(さいたまスーパーアリーナ)に出場する。ソチ五輪最終選考会を兼ねた大事な大会で、住友生命ではこの大会に合わせてCMをオンエア。住友生命では、大舞台に臨む真央にファンとともに精いっぱいの声援を送りたいという思いを込めて、今回のCMを制作したという。

 「一度きりの冬」編では「一番強い浅田真央を見せたい」などと、現役ラストシーズンへの決意を披露。その後、グランプリ(GP)ファイナル2連覇を達成するなど圧倒的な強さを見せている。意外な素顔をのぞかせる今回のCMも、ファンの話題になりそうだ。