<連載「気になリスト」(56)>

 51センチ!

 驚異の極細ウエストを持つ少女が、グラビア界に革命を起こす。佐野ひなこ(19)。昨年7月に「週刊ヤングマガジン」で表紙に抜てきされ、B84(Fカップ)-W51-H83センチの究極ボディースタイルが大反響を呼んだ。再び表紙を飾った昨年12月9日発売号は、同誌年間1位の売り上げを記録した。

 それにしても細い。売れっ子グラビアアイドルでも平均ウエストは60センチ前後。「ウソだ」「盛ってる」など、疑われることも多いというが、「本当に51センチですから!」と訴え、今月19日放送のTBS系「アッコにおまかせ!」では、メジャーで「生実測」し、リアルに51センチであることを全国に知らしめた。おそらく史上最もウエストの細いグラビアアイドルの出現だが、なぜここまで細いのかを聞くと「内臓が多いらしいですが、骨が細いのかな?」。本人もよく分かっていないようだ。

 華やかなルックスでも、人をひきつける。高1から知人の紹介でサロンモデルや読者モデルを始め、高2の時には、東京・原宿で「モテ伝説」を残していた。芸能事務所のスカウトが大勢いる神宮前の交差点で1人が声をかけたのをきっかけに、みるみるうちに約50人のスカウトが約80メートルの列をつくった。「全員で1時間くらいかかったかな。名刺で胸ポケットがパンパンになりました」。

 一方で、「私って、普通なんです。その辺にいそうなところが逆にいいのかな」と自己分析する。趣味はゲームで、アイドル大好き。昨春から大学に通い、「今どきの女子大生」という素顔も魅力の1つだ。

 ただ、芸能界入りした限りは、成功したい。今年の目標は「グラビア界でNO・1になること」。最終的には、女優を目指したいという。「以前モデルやグラビアもやっていて、今は女優として大活躍している新垣結衣さんに憧れます」。いつかウエストを隠して勝負するその日まで、「51センチ」をキャッチ(つかみ)にしていく。【横山慧】

 ◆佐野(さの)ひなこ

 1994年(平6)10月13日、東京都生まれ。12年8月、ホリプロタレントスカウトキャラバンでファイナリストに(同期は優希美青、唯月ふうか)。文化放送「レコメン!」内にソロコーナー「佐野ひなこがラジオしてる件。」(月曜午後11時30分)を持つ。好きな男性のタイプはソツがない人。160センチ。