昨年９月に膵臓（すいぞう）がんの手術を受けた歌舞伎俳優坂東三津五郎（５８）が１５日、東京・国立劇場で、休養後初の舞台となる「日本舞踊協会公演」に出演した。午前１０時ごろ劇場に到着。体調について聞かれると「元気です。おかげさまで今年初めての舞台を務めさせていただきます。ご心配をおかけしました」と笑みを見せた。日本舞踊坂東流の家元でもあり、この日は花柳寿輔と「田螺（たにし）と烏（からす）」を披露。１６日も出演する。昨年１１月にナレーション収録で仕事復帰。歌舞伎舞台は４月の歌舞伎座で復帰する。