女優内山理名(32)が、俳優で演出・脚本家の宅間孝行(43)主宰の舞台「夕-ゆう-」(7月3日初日、東京・サンシャイン劇場ほか)に主演することが18日、分かった。同舞台は、宅間が率いていた劇団東京セレソンデラックスで03、05、08年に開催して好評だった作品。同劇団が解散して1年が過ぎ、4度目の再演が決まった。内山は「セレソンの時から拝見しており、宅間さんに直接お仕事したいとお話ししたことが実現できて、気合が入っています」とコメントした。

 今作は、いちずな恋を貫くヒロインを織り姫に、相手役をひこ星にたとえた、切ない恋物語で、すでに映画化の話も進行中の人気作だ。宅間は「高校生から30歳過ぎまで演じられる芝居の技術があって、きれいでいながらも女性に共感されるような普通の人も演じられる」と、内山の起用理由を話した。

 純粋で真っすぐ、かつサバサバした性格も、ヒロインにピッタリだという。内山も「多くのファンの方がいらっしゃる物語ですので、皆さんに感動を届けられるよう丁寧におけいこしていきたいです」。共演は山崎静代、藤吉久美子、阿部力。札幌、仙台、名古屋、大阪などの全国も回る予定だ。【瀬津真也】