福山雅治(45)が国宝の世界でプレミアムな時間を過ごした。福山が出演する「アサヒスーパードライ

 ドライプレミアム」のCM第2弾「最高傑作の時間編」が14日から放送される。

 CMのモチーフになったのは京都・智積院に所蔵されている国宝「松に立葵図」。金箔(きんぱく)の上に太い松の幹が描かれ、その下に赤や白の立葵(タチアオイ)が咲き乱れている障壁画だ。重厚な松の幹とかわいらしい立葵のコントラストが鮮やか。第1弾で紹介された国宝「桜図」と同じく、安土桃山時代に長谷川等伯一門が描いた。

 CMではシックなスーツ姿の福山が、「松に立葵図」をイメージした“金と和の空間”の中に、くつろいだ表情でたたずむ。最後は「ドライプレミアム」を手に「まさに、プレミアム」と満足そうにつぶやくという内容だ。撮影で福山は椅子の座り方から目線、歩き方など1つ1つの所作にこだわった。シーンの多い撮影となったが、最後まで集中力を切らさず、凜(りん)とした表情をのぞかせていたという。新曲「暁」がCM曲に使われている。

 福山は5年ぶりのオリジナルアルバム「HUMAN」を4月2日に発売し、同5日の東京ドームを皮切りに初の全国ドームツアーをスタートさせる。6月には台湾、香港でアジアツアーも行う。新たな目標に向けて常に走り続けているイメージが強いが、今回のCMシリーズで見せる穏やかな“和の福山”も印象的だ。

 「ドライプレミアム」は「スーパードライ」初のプレミアムビールで、2月18日から本格展開されている。エキス濃度の高い「国産ゴールデン麦芽」を使用し、醸造工程でひと手間かける「贅沢(ぜいたく)醸造」を採用。さらに「スーパードライ酵母」を使い、アルコール度数を6%に変更することで「贅沢なコクとキレ」をさらに向上させたという。