ザ・ビートルズの日本レコードデビュー50周年記念BOX「ミート・ザ・ビートルズ<JAPAN

 BOX>」が、6月25日に発売されることが16日、分かった。日本初アルバムを含め、日本の独自性が高い5作品が初めてCD化されるなど、超豪華BOXになる。

 収録されるアルバム5枚は、64年4月「ビートルズ!(Meet

 The

 Beatles)」、同6月「ビートルズNO・2(SECOND

 ALBUM)」、同9月「ビートルズがやって来る

 ヤア!

 ヤア!

 ヤア!(A

 Hard

 Day’s

 Night)」、65年5月「ビートルズNO・5(BEATLES

 NO・5)」、同9月「『4人はアイドル』サウンド・トラック盤(Help!)」。日本の独自性が高い“日本オリジナル盤”ばかりだ。

 ザ・ビートルズは62年10月「ラヴ・ミー・ドゥ」で英国でデビュー。日本でレコードデビューしたのは、約1年半後の64年だった。当時は輸入盤が大量に入らない時代。各国のディレクターが独自に選曲したアルバムをリリースすることも少なくなかった。

 「ビートルズ!」「ビートルズNO・2」「ビートルズNO・5」は選曲や曲順が、「ビートルズがやって来る-」はジャケットが、「4人はアイドル」は見開き仕様と、日本独自の工夫がなされていた。

 60年代にリリースされた日本オリジナル盤は86年にすべて廃盤になった。リアルタイムの大多数のザ・ビートルズファンは、日本オリジナル盤でザ・ビートルズと出会っただけに、CD化を望む声が高かった。

 豪華BOXは1万4000円(税抜き)。CD5枚は忠実に再現される。今は価値が高いとされるレコードに付いていた半帯や帯も付けられる。「ビートルズ!」収録曲を選曲した東芝音楽工業(当時)のザ・ビートルズの初代ディレクター、高嶋弘之氏ら関係者の対談を含むブックレットなども含まれる。

 ポール・マッカートニーが、5月に再び来日公演を開催。その1カ月後にお宝BOX発売とあって、ザ・ビートルズの日本レコードデビュー記念イヤーは大いに盛り上がりそうだ。