歌手ASKA(本名・宮崎重明)容疑者(56)が覚せい剤取締法違反(所持)の疑いで逮捕された事件で警視庁は27日、同法違反と麻薬取締法違反(いずれも使用)の疑いでASKA容疑者を再逮捕した。警視庁組織犯罪対策5課によると、ASKA容疑者は淡々と調べに応じており、「覚せい剤と合成麻薬MDMAを使ったのは間違いありません」と容疑を認めている。また、同課は覚せい剤取締法違反(使用)の疑いで知人の栩内香澄美容疑者(37)も再逮捕した。「使用していません」と容疑を否認している。

 再逮捕容疑は5月上旬~中旬、都内などで覚せい剤を使用した疑い。ASKA容疑者はMDMAも使った疑い。ASKA容疑者と栩内容疑者は、東京都港区のマンションで覚せい剤を所持したとして、17日に逮捕。両容疑者の尿検査と毛髪鑑定で、いずれも覚せい剤成分が検出され、ASKA容疑者の尿からはMDMAの陽性反応も出ていた。東京地検は、覚せい剤の所持容疑は処分保留とした。