市川染五郎(41)が演出・出演する創作舞踊劇「渋谷金王丸伝説

 スペシャル版~冒険の章~『カブキ国への誘い』」(8月15~17日、東京・渋谷区文化総合センター大和田さくらホール)に人気キャラクターのガチャピンとムックが出演する。染五郎が24日、都内で会見した。

 同舞踊劇は若い世代への歌舞伎の普及を目的に、4年前から毎年夏に開かれている。スペシャル版となった今年は、人気キャラが強力な助っ人だ。「出演者の中で一番の有名人。ポスター撮りで初めて会った時、有名人に会う興奮がありました」と笑った。

 物語は、染五郎演じる金王丸が歌舞伎の修業の旅に出掛け、見えや足使いを習得しながら真のカブキ者になるという話。ガチャピンとムックは、カブキ国をガイドするなど、染五郎いわく「大御所的」に出演し、舞踊もする。くまモンに殺陣を付けたこともある染五郎は「こっちを見ているのか見ていないのか分からないので難しいんですよ」。

 とにかく踊って汗をかく作品になる。「ふなっしーの体のキレは歌舞伎に向いている」と、歌舞伎普及のため早くも次なる助っ人に狙いを付けていた。【小林千穂】