今日16日に開催される「神宮外苑花火大会」(日刊スポーツ新聞社主催)の前夜祭が15日、東京・神宮球場で盛大に行われた。演歌歌手の水谷千重子や、MAXら人気歌手やタレントが出演。エンディングでは雨上がり決死隊の宮迫博之(44)がサプライズで登場する一幕もあった。

 35回大会を記念して開催された前夜祭を、お笑いタレント友近(41)の化身、演歌ひと筋40年の水谷が歌で祝った。若者向きの「ありがとう」「キューティーハニー」を、こぶしをきかせて歌いながら登場。歓声を上げるファンに「『きれい』『かわいい』という声が聞こえてきました。皆さん、夏負けしてませんか。1日2リットルの水を取ってますか。千重子は昨日、2リットルの酒を飲みました。バカ言ってる」とほほ笑んだ。

 水谷にとって“低迷期”だった80年代に大ヒットした松田聖子の「夏の扉」や小泉今日子の「なんてったってアイドル」を披露した後は、大ヒットしたディズニー映画「アナと雪の女王」の主題歌「Let

 it

 go」を、こぶしを回しながら歌い上げ、「May

 J.や松たか子ちゃんもすごい」とオリジナルの歌手を褒めた。「たか子ちゃんは、お父さんの幸四郎ちゃんに連れられて、千重子の葉山の別荘に来てた。小さかったのに大きくなって」と振り返っていた。

 その後、焼き豆腐を手に「越後前舞踊」を披露すると、花火が盛大に打ち上がった。出演者一同が舞台に上がり、ビートたけし(67)からの「デビューしたころ、歌謡ショーの司会の仕事で、勉強させていただいたおかげで、今では人並みの生活が送れる。また、営業の仕事下さいね」としたためられた手紙も披露された。

 最後に全員と「お祭り女」を合唱した。会場近くでビールを飲んでいたという宮迫もサプライズで駆けつけた。水谷は「明日は本番、盛り上がっていきましょう。千重子も花火を打ち上げます」と意味深な言葉で前夜祭を締めくくった。