07年に突然芸能活動を休止したタレント細川ふみえ(42)が20日、都内でトークショーに出席し、取材陣が集まる場所に約7年ぶりに姿を見せた。昨年10月から活動を再開し、今年3月にはテレビ番組に7年ぶりに出演。この日は取材陣に「ご心配、ご迷惑をおかけしました」と頭を下げた。

 07年4月に8歳年上の不動産会社社長とサイパンで挙式したが、男性が妻帯者と判明。重婚疑惑が持ち上がり、細川も略奪婚とバッシングを受け、芸能活動から遠ざかった。男性が離婚し、2人は同11月に結婚。同12月に長男も生まれたが09年に離婚した。

 トークショー開始前、細川の自筆署名入りの手紙が取材陣に配られた。

 「雲隠れするように芸能活動の休止にいたり、誠に申し訳ないことをいたしました。もしかなうなら、少しずつでも、子育てをしながらできる仕事をさせていただけましたら」

 きまじめな細川らしい、謝罪の言葉がつづられていた。

 トークショーは、韓国映画「マルティニークからの祈り」(パン・ウンジン監督、29日公開)のキャンペーンイベント。犯罪に巻き込まれ、家族と離れ離れになった母の姿を描いた作品だ。細川は現在、小学1年の長男と2人で暮らしている。「1日でも離れるとつらいですが、私も強くならなきゃ。子離れしていかないと仕事はできません」と言い、「私も体当たりで挑みたい」と映画から刺激を受けた様子だった。

 終了後、「雲隠れ」の理由を聞かれると「おなかに子供がいたので、ドキドキ、ハラハラしない方が妊婦にはいいと言われていたので、致し方なかった」と答えた。今後は読み聞かせのイベントを続けていくつもりで、長男の「僕がそばにいるよ」の言葉が支えになっているという。長男と海水浴に行った話題になり、取材陣から「ビキニでしたか」と聞かれると、「ご想像におまかせします。若くないのにね」と笑ってみせた。

 ◆細川(ほそかわ)ふみえ

 1971年(昭46)9月2日、千葉県生まれ。90年ミス・マガジンコンテストでグランプリ獲得、Fカップバストで人気グラビアアイドルに。96年NHK大河ドラマ「八代将軍吉宗」に出演。99年に米国人との婚約を発表も、挙式が無期延期され、05年に婚約解消。07年4月に不動産会社社長と挙式したが、男が妻帯者と判明。同11月に正式に結婚も、09年に離婚。同年ヘアヌード写真集を発表。163センチ。血液型O。