覚せい剤取締法違反(所持、使用)などの罪に問われた歌手ASKA(本名・宮崎重明)被告(56)の初公判が28日、東京地裁で行われた。検察側は3年を求刑、即日結審した。判決公判は9月12日午後2時から行われる。

 東京都目黒区にあるASKA被告の自宅には、元アナウンサーの妻洋子さんら家族の姿はなかった。郵便物も止められている様子だった。メール便を配達に来た女性によると、最近は人の出入りを見ていないという。近所の人は、初公判のことを聞いて「今日でしたか。うちとは関係ありませんから」。午前中に傍聴抽選にも並んだファンの女性5人が夕方になって自宅前に現れた。25年前からのファンで、奈良から来た女性は「ファンへのコメントやメッセージがないままなので、裁判で心の内を聞きたかった。表情だけでも見たかった。今後、もし芸能活動を再開するということになったら、まずは謝罪をしてほしい」と話した。