ロックバンドのキャロル元メンバーで、肺がんを克服した歌手ジョニー大倉(62)が、8月から再入院していることが4日、分かった。今年4月に1年ぶりにステージに立って復活をアピールしたが、再び病状が悪化し、8月初めから抗がん剤治療を受けている。

 昨年6月に余命2週間の宣告を受けて入院した。抗がん剤治療による入退院を繰り返しながらも3月に退院。ステージ復帰も果たし、その後も完全復活を目指して通院治療をしていた。

 今月3日に誕生日を迎えた。明日6日に東京・銀座のタクトでバースデーイベントが予定されている。当初はジョニーも出演を目指していたが断念した。息子の歌手ケンイチ大倉(41)と坂本つとむ(51)が中心になってイベントを行う。ジョニーの来年のソロデビュー40周年を記念した限定豪華ボックス「JOHNNY

 ROCK’N’ROLL」(12月24日発売)の予約が6日からスタートする。幼少からの写真集、作家森永博志による伝記、77年のソロアルバム「ポップン・ロール・コレクション」、日本武道館や日比谷野音でのソロライブ映像、76年以降のソロ作品のベスト盤のCD3枚、秘蔵映像のDVD、Tシャツなどがセットになっている。

 ジョニーは「バースデーイベントで会えるのを楽しみにしていたんだが…。また、しばらく休暇もらうことになった。しっかり治療とリハビリに専念し、必ずもう1度歌声を聞いてもらいたい。俺にはまだ、やりたいことがある」と復活を誓うメッセージを寄せた。