アニソンレーベルのランティス設立15周年記念ライブ「TOKYOアニメパーク

 15th

 Anniversary

 Live

 ランティス祭り2014」関東公演最終日が15日、東京・品川区の潮風公園で開催され、JAM

 Projectの遠藤正明(47)が今年11月の東北公演への思いを語った。

 宮城県石巻市出身の遠藤が「故郷へ恩返しする日」が2カ月後に迫った。11月15、16日に仙台市で震災復興ライブ「みちのくアニソンフェス」を継承した東北公演の開催が決まり、遠藤は今の思いを熱く語った。「時間がたち、今は東北人は被災者ではなく復興者です。自分たちの力を出せる時が来ました。アニソンと東北の元気を世界へ発信していきたい」。

 震災発生の翌月11年4月には、同グループの影山ヒロノブ、きただにひろしと同市へ救援物資を運び、復興ライブを行った。遠藤は、その日に行方不明だった母親と再会。自宅は津波で半壊し、家族は長期間の避難所生活を余儀なくされ、先日、新築の自宅が完成した。

 石巻市の観光大使も務める遠藤は、2カ月に1回は帰省する。復興状況について「震災直後と比べると、正直、3年半でここまでよく頑張ったなと思います」。きただにも遠藤の“東北愛”に感銘を受け、「東北公演は、今後も継続することが大切」と話す。

 この日、遠藤は飲み仲間で集結した「遠藤会」として出演。ランティス祭りは東海、関西、関東公演で計6万1000人を動員した。今月20、21日には、同じ潮風公園で機動戦士ガンダム35周年記念ライブ「BANDAI

 NAMCO

 ANIME

 CAMP

 2014」が開催される。