女優仲間由紀恵(34)が俳優田中哲司(48)と結婚した18日、共演者たちが祝福の言葉を贈った。仲間が出演するNHK連続テレビ小説「花子とアン」でヒロインを演じている吉高由里子(26)は「幸せになってほしい」と笑顔で語った。

 吉高はこの日、NHK大阪放送局で行われた次作の連続テレビ小説「マッサン」(29日スタート)に主演する玉山鉄二(34)シャーロット・ケイト・フォックス(29)と、バトンタッチセレモニーに出席した。引き継ぎ式のセレモニー終了後、質疑応答の場が設けられた。仲間の結婚について質問が出た瞬間、NHKスタッフは「ドラマ以外の質問はご遠慮ください」と、けん制した。ところが、吉高は、スタッフに目配せして「OK」の合図を送り、ひときわ声を大きくして「幸せになってほしいですね」と祝福の言葉を発した。「花子とアン」で仲間は、吉高演じるヒロイン花子の「腹心の友」で、波瀾(はらん)万丈の人生を歩んだ蓮子を演じている。吉高とともに「花子とアン」の人気を支えている。好調な朝ドラの両輪だけに、吉高も笑顔の祝福となった。

 また、ドラマ収録中の仲間に「幸せオーラ」があったか聞かれると「ありました」と答えた。一方で、収録現場では「でもみんなが仲良しで、みんなが幸せハッピーでした。収録が終わって今も仲良しですよ」と共演者の結束の強さも強調した。

 次作ヒロインのシャーロットから、長丁場の収録を終え「今の気持ちはハッピーですか?」「寂しいですか?」と聞かれ、「朝ドラのヒロインは(過労で)倒れると聞きましたが、私は楽しみを見つけ、発散しながら健康にやってきました。みんなも幸せそうでしたし」と答えた。

 視聴率好調のまま、収録を乗り切った要因の1つが、幸せオーラを発する仲間の存在だったのかも知れない。【村上久美子】