TOKIO松岡昌宏(37)が、テレビ東京の新春ワイド時代劇「大江戸捜査網2015~隠密同心、悪を斬る!」(来年1月2日放送)に出演することが26日、分かった。70年代から20年以上放送された人気時代劇が23年ぶりに復活。松岡は、高橋克典演じる主人公、十文字小弥太の宿命のライバル、秋草新十郎を演じる。「詮議無用でたたっきるべし」の信念で、容赦なく悪人を切り捨てる。小弥太とは何度か剣を交えるが、後に隠密同心の一員になる重要な役どころだ。

 実は、思い入れが深い作品だ。「小学生のころから見ていた。1人ではなく、何人かで悪を成敗するシステムと、西部劇っぽい音楽に乗りながら殺陣を見せるところが魅力かな」。秋草新十郎はかつて京本政樹が演じた役名だが、キャラクターは別物。「新しい『大江戸捜査網』を作ろうと思う。オリジナリティーあふれる作品にしたい」。

 台本を読み込み、秋草のビジュアルを「細く、無駄がない体つき」とイメージして肉体改造に着手。タンパク質を控え、野菜中心の食事制限を行い、体重は7キロ減った。筋肉を落とさぬようタンパク質が豊富な鶏肉を食べ、ジョギングも欠かさない。周囲が「明らかに顔が小さくなった」と驚くほど成果は上がっており、松岡も「デビュー当時の体形に近づいてきた」。

 「『大江戸捜査網』を復活させて、ぜひ出演したい」。時代劇出演が多く、収録が行われる京都撮影所のスタッフに常々そう話していた。「出演はずっと望んでいたこと。自分の夢が1つかなって、本当にうれしい」。今月末から約2カ月間、京都に滞在し、万全の準備を整えて収録に入る。

 ◆大江戸捜査網

 隠密同心メンバーが変装、潜入、おとりなどさまざまな手段で悪を切り捨てていく痛快時代劇。テレビ東京系で70年から92年にかけて、全713話放送。主人公を杉良太郎、里見浩太朗、松方弘樹ら大物時代劇スターが演じた。成敗時の決めゼリフは「死して屍(しかばね)拾うものなし」。新作は主人公を高橋克典が演じるほか、藤原紀香、夏菜、村上弘明、柄本時生らが出演。