振付師でタレントのラッキィ池田(55)が、「ラッキー」な1年を振り返った。20日、都内で行われた「ベストチームオブ・ザ・イヤー」表彰式に出席。振り付けや作詞を担当した「ようかい体操第一」などが大ヒット中の「妖怪ウォッチ」プロジェクトチームの一員として登壇し、制作秘話なども明かした。

 象の人形がいくつも付けられたカラフルな衣装で登場。アニメのキャラクターやスタッフらとともに、同体操を披露した。

 「男の子たちが踊ってくれる体操、というコンセプトで作りました。小学校とかで踊っている男の子を見て、女の子が見て笑っているようなイメージです。正直、ここまで広まるとは思っていませんでした。いつもヒットは狙っていますが、こういうのは運。全部妖怪のせいですよ」

 これまでにも、モーニング娘。や氷川きよし(37)らの楽曲、CM、テレビ番組、舞台などの振り付けを、幅広く手掛けてきた。特に今年は、ミリオンセールスを記録したAKB48のシングル「心のプラカード」や、「カープ女子」がブームになった広島カープの売り子が5回裏に踊る「CCダンス」の振り付けも担当した。

 キャリア30年。80年代後半から注目され、低迷期をへての再ブレークだが、「ずっと同じことをやってただけです。たまたま、ラッキーでした。ゲラゲラポ~!」とおどけていた。

 ◆ラッキィ池田(いけだ)

 本名・池田新一。1959年(昭34)10月25日、東京都生まれ。84年、振付師のキャリアをスタート。象のじょうろを頭上に乗せて踊るスタイルが話題になり80年代後半からブレーク。92年1月、元AV女優と結婚も翌93年5月に離婚。96年に振付師の女性と再婚。