NHK定例会長会見が8日、都内で行われ、籾井勝人会長(71)が、平均視聴率が13年から2・3ポイント下がった昨年の紅白歌合戦について「下がっても42・2%。誤差の範囲。今の世の中では高い」。さらに「間違いなく続ける」と紅白継続を明言した。

 一方、爆笑問題が、NHKの番組に出演した際、事前に政治家についてのネタをNHK側から没にされた問題で、NHK広報局長は「出演者と通常の演出の打ち合わせをしただけ」と説明した。報道で知ったという籾井会長は一般論として「公共放送で、視聴者もいろんな方がいる。ギャグで、ある個人に打撃を与えるのは品性がないと思う」とした。