NHK番組の収録中に左足関節外果(くるぶし)骨折と左ひざの靱帯(じんたい)を損傷した女優釈由美子(34)が2日、都内で行われた映画「リトル・マエストラ」(雑賀俊郎監督)の公開初日舞台あいさつに出席した。かかとの高さのない靴を履き、白と青のドレス姿で登場した。先月23日の完成披露試写会では、足にギプスを装着していたが、この日はしておらず自力で歩いた。あいさつを終えると、共演の筒井真理子(50)に支えられながら、時間をかけて舞台から下りた。観客から「釈ちゃ~ん、大丈夫~?」と声を掛けられると「大丈夫です」と笑顔で応じた。

 先月5日、スキーロケ中に転倒した。左足くるぶし骨折と左ひざの靱帯損傷が判明し、全治2カ月の診断。関係者によると、来月まで激しい運動はできないが、回復力は医師の予想を上回っているといい、今月20日ごろにはハイヒールも履くことができるようになるという。現在も食事の際には、骨にいいとされる食べ物を中心に摂取。関係者は「もう少しの辛抱」と話した。

 同映画は石川県金沢市内で撮影が行われた。この日は「夜、共演者の方々と4人でホテルから脱走して回転ずし屋さんに行って食べたカニが『本物だ~』って泣きました」と振り返っていた。