女優深田恭子(30)が、来春公開の映画「偉大なる、しゅららぼん」(水落豊監督)に出演し、不思議な力を持ったヒロインの「ひきこもり毒舌女」を演じることが23日、分かった。

 演じるのは、人の精神に入り込むなどの不思議な能力を持つ日出(ひので)家の25歳の娘、日出清子。能力が強すぎるため社会生活になじめず、江戸時代から存在する城に10年間ひきこもっている。半面、トレードマークの赤いジャージー姿で白馬を乗り回すこともある。言葉遣いも乱暴で、「私が、フルボッコにする」が決めゼリフ。通称「グレート清子」だ。

 アクの強いキャラクターを演じることについて、深田は「びっくりするようなセリフも言いますが…」と苦笑いし、「誰よりも強い、謎の多い女性です」と解説した。深田の起用理由について、山田雅子プロデューサーは「まさかの設定のキャラクターでも、深田さんの手にかかると不思議と説得力が出る。ファンタジーのキャラを演じ抜けられる日本一の女優」と説明。これまでにも、08年のテレビ朝日系ドラマ「未来講師めぐる」での未来が見えてしまう女性教師や、09年映画「ヤッターマン」の女泥棒ドロンジョなど、特徴的な役どころを演じた実績が評価された形だ。

 既に撮影は終えており、深田は「独特の世界観を持った作品になりそうで、今から仕上がりが楽しみです」と話している。数々の個性派キャラクターを演じてきた深田に、また新たなキャリアが加わった。

 ◆「偉大なる、しゅららぼん」

 万城目(まきめ)学のファンタジー小説が原作。現代の琵琶湖を舞台に、「湖の民」としての不思議な力を持った一族同士の対決を描く。関口太郎氏作画で漫画化もされており、「ジャンプ改」で連載中。映画では、ダブル主演の浜田岳(24)と岡田将生(23)が、日出家の跡取りでもある高校生役を務める。深田が演じる清子は、浜田演じる日出淡十郎の姉。