園子温監督(52)最新作「TOKYO

 TRIBE」(8月30日公開)が、9月4日にカナダで開幕する第39回トロント映画祭のミッドナイト・マッドネス部門に出品されることが29日、分かった。

 同映画祭には5年連続の出品で、12年「希望の国」がNETPAC賞、昨年「地獄でなぜ悪い」がミッドナイト・マッドネス部門観客賞を受賞したのに続く3年連続の受賞を目指す。しかも、今回はオープニング作品に選ばれた。

 トロント映画祭は北米最大の映画祭で、コンペティション部門がなく観客賞が最高賞なのが特色だ。昨年、観客賞を受賞した際、園監督は「カンヌやベネチアで賞を取るより全然上」と語っており、思い入れは深い。

 今作品は世界初の“バトル・ラップ・ミュージカル”がウリの意欲作だが「熱狂的な映画ファンが集まる部門のオープニングで上映されるのは純粋にうれしい。どんな反応が返ってくるのか非常に楽しみ」と期待していた。