菅野美穂(37)小泉孝太郎(36)が、ディズニーのアニメ映画「ベイマックス」(12月20日公開)で日本語吹き替え版の声優を務めることが16日、分かった。2人とも映画の吹き替えは初めてとなる。

 大学でロボット開発をしていた兄タダシを事故で失った少年ヒロの、兄が残したロボット「ベイマックス」との心の交流を描く感動物語。菅野は母親代わりに2人の面倒を見る叔母キャスを演じる。昨年4月に堺雅人(40)と結婚した菅野は、実生活より先に「母親役」の予行演習をすることになりそうだ。小泉はタダシの声を担当する。

 2人の起用理由について、ディズニーは「底抜けの明るさと、大きな愛情で周囲を温かく見守る女性的な優しい姿が菅野美穂さんにピッタリ。小泉さんは、誠実でヒロへの愛情あふれるタダシのイメージが、ご自身も弟を持つ境遇と重なる」と説明した。

 同作は、世界的に大ヒットした「アナと雪の女王」に続き、ディズニーが放つ大作アニメ。東京をイメージした街が舞台で、日本でも話題を呼びそうだ。それでも、ディズニー作品は全般的に大ファンという菅野に気負いはなく、「声のみの演技で難しいとは思いますが、新鮮な気持ちで演じられたらと思います」。小泉は「彼がベイマックスに込めた思いや深い愛情を伝えられるよう、頑張ります」と話している。