<日刊スポーツ映画大賞:新人賞・ホットロード(能年玲奈)>◇28日◇ホテルニューオータニ

 「ホットロード」で新人賞を受賞した能年玲奈(21)が、緊張感に包まれてステージに上がった。白のブラウスと赤のロングスカートは、おめでたい場に合わせた紅白ルック。昨年受賞者の黒木華(23)から盾を受け取ると、感動を言葉にした。

 「映画というものは、スタッフ、キャスト、見ていただくみなさんの力で輝けるもの。本当にすごいことだと皮膚で感じています」。ステージを降りると「100点!」とスピーチを笑顔で自己採点した。

 主演女優賞の宮沢りえとは、席が隣同士だった。「ステージを見ようと横を向くと、宮沢さんと向かい合わせになるんです」。照れくさそうに話したが、「話すタイミングを計っているうちに終わっちゃいました」と苦笑いした。

 10年に初主演した短編映画「動物の狩り方」は一般公開に至らなかった。「今回、劇場に足を運んでいただけることの幸せを感じました。演じることはつらいことも、難しいこともあるけど、頑張りたい」。この日贈られた新人賞の賞状には「もう『あまちゃん』じゃありません」と記されていた。その言葉通り、「あまちゃん」の能年から、「女優」能年へ脱皮した1年になった。【森本隆】