乃木坂46に、新センターが誕生したことが5日、分かった。この日深夜放送のテレビ東京系「乃木坂工事中」(日曜深夜0時)で、来月27日発売の15枚目シングル(タイトル未定)の選抜メンバーとポジションが発表され、斎藤飛鳥(17)が初めてセンターを務めることが決まった。

 選抜メンバー16人の中で、最前列の中央に位置するセンターポジションで名前を呼ばれた。初センターの不安からか「次のシングルは夏だし、多分明るい曲じゃないですか。私、本当に似合わない。せっかくいい調子で乃木坂46が来ているのに、私のせいで売れなくなっちゃう」と涙した。

 11年8月の結成時に乃木坂46に加入した1期生の中では最年少だ。アイドル界最小といわれる小顔が特長で、縦18センチ、頭回り50センチ。身長158センチのため、約8・8頭身となる。レギュラーモデルを務める「sweet」などのファッション誌でも活躍中。この1年で女性ファンも増え、握手会人気も急上昇。乃木坂46の次世代エースといわれる存在だ。

 これまで乃木坂46では、生駒里奈(20)白石麻衣(23)ら6人がセンターを務めており、斎藤は7代目となる。センター発表時には、司会のバナナマン設楽統(43)から「売り上げのプレッシャーは今までの子たちも背負ってきた。歴代のセンターたちと、会食だね」と提案された。斎藤は涙をぬぐい「今はちょっと混乱しているけど、ちゃんと整理がついたら、頑張らなきゃいけないな、と思います」と決意を新たにした。

 ◆斎藤飛鳥(さいとう・あすか)1998年(平10)8月10日、東京都生まれ。母親はミャンマー人。愛称「あしゅ」「あすか」。デビュー以来選抜メンバーから外れることが多かったが、昨年3月「命は美しい」から選抜定着。特技はドラム。血液型O。