乃木坂46が10日、東京・日本武道館で、3期生の初披露イベント「お見立て会」を行い、来年2月から東京・渋谷の劇場「AiiA 2・5Theater Tokyo」で3期生初公演となる舞台「3人のプリンシパル」を開催すると発表した。

 同舞台は、乃木坂46が12年から3年連続で行っていた「16人のプリンシパル」の3期生限定バージョンで、2年9カ月ぶりの復活となる。

 イベント終盤、先輩メンバーらが同舞台に臨んだハイライト映像が流れ、スクリーンに「プリンシパル復活」の文字が並ぶと、ファンからは大歓声が起こった。感想を聞かれた与田祐希(16)は「ありがとうございます。頑張ります」と涙を流して喜んだ。

 同公演は第1幕がオーディションとなり、第2幕は観客の投票によって出演するメンバーを決める。4度目となる今回は来年2月2日から同12日まで開催する。

 この日は、今年9月に合格したばかりの3期生12人が登場し、特技を生かした自己紹介や、マット運動や走り高跳びやなどスポーツテストでファンにアピールした。ミニライブでは3期生全員で3曲を披露し、1曲目の「命は美しい」では、オーディション合格時に暫定センターに指名された大園桃子(17)がセンターを務めた。

 続く2曲目の「裸足でSummer」では与田祐希(16)、3曲目の「ガールズルール」では山下美月(17)がセンターポジションに立った。大園は自己紹介のステージ登場時から手を震わせながら涙を流し「鹿児島から来ました高校2年生の大園桃子です」と声を搾り出すようにあいさつした。

 ファンから「頑張って」などと声が飛ぶ中、「好きな食べ物はトマトです。トマトは料理しない方が好きです」と涙ぐみながら話すと、会場は歓声と笑いで包まれた。

 同グループの「お見立て会」は1期生でもデビュー直後の11年にZepp東京などで数千人規模で行っており、2期生では開催しなかった。今回は1万2000人のファンが集まり、あらためてその人気の高さを示した。