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ホーム > 芸能 > 映画大賞 > 第19回助演男優賞


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助演男優賞

大沢たかお、亡き父に捧げる受賞

助演男優賞を受賞した大沢たかお(中央)。右は堤真一、左は篠原哲雄監督
助演男優賞を受賞した大沢たかお(中央)。右は堤真一、左は篠原哲雄監督
受賞コメント映像

  「地下鉄に乗って」と「7月24日通りのクリスマス」で助演男優賞を受賞した大沢たかお(38)は壇上で、今年7月に77歳で死去した父親のことを話し始めた。「芸能界に入るときに父が反対して、勘当同然で家を出ました。以来、父と仕事の話はほとんどしなかったのですが、この作品(地下鉄-)で初めて役作りの相談をしました」。舞台は64年の東京。当時、銀座で生活していた父親に原作も読んでもらい、時代の雰囲気などのアドバイスをもらった。

  父親は「7月24日-」の撮影中に入院、帰らぬ人となった。「地下鉄-」を見てもらうことはできなかった。「見てもらえなかったのは残念です。今までは賞に無縁でしたが、今回の賞を喜んでくれていると思います」。父親は最後まで「役者になって良かったね」とは言わなかったという。ただ、受賞を最も喜び、俳優大沢たかおを応援しているのは天国の父親に違いない。【岩田千代巳】

[2006年12月29日 紙面から]

 

大沢(おおさわ)たかお
 本名大沢隆夫。1968年(昭和43年)3月11日、東京都生まれ。専大卒。モデルとして活躍後俳優に転向。ドラマ「星の金貨」で注目される。映画デビューは「ゲレンデがとけるほど恋したい」(95年)。映画出演は「解夏」「世界の中心で、愛をさけぶ」など多数。181センチ。血液型A。
「地下鉄に乗って」
 浅田次郎氏のベストセラー小説を映画化。真次(堤真一)がいつもの地下鉄駅を降りると、そこは東京五輪に沸く64年の東京だった。恋人みち子(岡本綾)とともにタイムスリップし、若き日の父(大沢たかお)と今は亡き母(常盤貴子)に対面する。


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