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助演女優賞

富司純子、裕次郎さんとの秘話披露

助演女優賞富司純子(中央)は薬師丸ひろ子と握手。左はジェイク・シマブクロ
助演女優賞富司純子(中央)は薬師丸ひろ子と握手。左はジェイク・シマブクロ

  助演女優賞の富司純子(61)は、受賞のステージで石原裕次郎さんとの思い出秘話を明かした。18歳の時に「藤純子」の芸名でデビューしたが、当時、裕次郎さんは大スターだった。「裕次郎さんの映画を狂ったように見ていました」。デビュー直後に最初の出会いがあった。「新幹線で化粧かばんをぶちまけた時に、後ろにいた裕次郎さんが拾ってくださったんです。それが最初の出会いで、その後にビュッフェに誘っていただきました」という。

  裕次郎さんは解離性大動脈瘤(りゅう)の大病を克服後、富司が司会を務めていた番組「3時のあなた」にゲスト出演した。「ハワイで取材したんですが、一緒にジャグジーに入ってインタビューしたり、サンセットクルージングもしました。思い出の多い裕次郎さんが関係した賞を頂けることに感謝したいと思います」と感慨深げに話した。

  受賞作「フラガール」では炭鉱で働くおばちゃん役を演じた。結婚前の東映時代には福岡・筑豊の炭鉱でロケした映画に数多く出演した。「炭鉱への思いが強くありました。その炭鉱を舞台にした映画で選ばれたのがうれしいんです」。充実の笑みが広がった。【林尚之】

[2006年12月29日 紙面から]

富司純子(ふじ・すみこ)
 本名寺島純子。1945年(昭20)12月1日、和歌山生まれ。63年に藤純子の名で映画界入りし、東映「緋牡丹博徒」で人気を得る。大河ドラマ「源義経」で共演した尾上菊五郎と72年に結婚し引退。89年富司純子の芸名で再デビュー。
「フラガール」
 常磐ハワイアンセンター建設を描いた。65年福島県いわき市。東京からダンス講師まどかがやってくる。衝突し合いながらも炭鉱町の娘たちをフラダンサーに育てていく。ただし、彼女たちの前には建設反対派が立ちはだかっていた。


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