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蜷川幸雄氏「ガラスの仮面」を舞台演出

 蜷川幸雄氏(70)が美内すずえ氏の人気漫画「ガラスの仮面」の舞台版を演出することが3日、分かった。来年8月に彩の国さいたま芸術劇場(さいたま市)で音楽劇として上演されるもの、ヒロインの北島マヤ、ライバルの姫川亜弓役はオーディションで選ぶという。

 「ガラス-」は76年にスタート以来、現在も連載中。演劇を志した少女マヤが、姫川と切磋琢磨(せっさたくま)しながら女優として成長する姿を描く。これまでにアニメになったほか、安達祐実主演のドラマ、大竹しのぶ主演・坂東玉三郎演出で舞台化されている。

 オーディションは蜷川氏の意向だった。蜷川氏は「未知の才能、高い志、従来の演劇観にとらわれない自由な発想を持った人と出会いたい、と考えたからです。自分と同じように女優を目指す少女の物語に挑戦し、自ら感じ、自ら考え、自ら行動できる人材を求めます」と話している。応募資格は16歳から25歳までで演劇経験は不問。オーディションは10月に行われる予定。

[2007年9月4日8時20分 紙面から]

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