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城田優「顔がコンプレックスでした」

 俳優城田優(21)が大きくジャンプアップしている。最終回が平均視聴率21%を記録したフジテレビ系「花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス」で走り高跳びの選手を演じるなど、連続ドラマに続けて出演。映画も公開中の「ワルボロ」に続き、10月には主演した「ヒートアイランド」が公開される。11月には宮本亜門氏演出の舞台「テイクフライト」が控え、今月27日には初写真集が発売される。順調な活動だが、最近まで抱えていたコンプレックスを乗り越え、ブレークの日を迎えた。

 背が高い!

 「189センチです。ボクの売りは、身長と濃いめの顔立ちです」。

 ドラマや映画では、シリアスな表情でクールな役柄が多い。しかし、笑うと人懐っこい甘いマスクに変ぼうする。

 「出演映画6本中4本が不良役。リーゼントみたいな髪形が、やけに多いんです(笑い)。素は、楽しくワイワイと場を盛り上げるタイプなんですけど」。

 173センチの記者の視線にまで身をかがめて、丁寧に敬語を使う姿が、見掛けとのギャップを生む。母親はスペイン人で、7歳までバルセロナに住んだ。

 「最近までこの顔がコンプレックスでした。子供のころはスペインで、『チノ(中国人)』と呼ばれて、日本に来たら逆に『外国人』って呼ばれて、いじめにも遭いました。13歳で芸能界入りしたんですけど、顔と身長がネックで仕事が全然来ない。ある役者さんの少年時代役に内定したときも、現場に着くと監督さんから『大人のときよりデカすぎる。ダメだ』って言われて…。この世界に入って、さらに自分の外見を恨みました」。

 芸能コースのある堀越高の同級生が刺激であり救いだった。クラスに7人しかいない男子はNEWS山下智久、KAT-TUN田中聖、WaT小池徹平らだ。

 「彼らが先に有名になって、自分が弱音を吐いたときに、仲間の1人が『すぐに咲く花なんてないから、ゆっくりいけばいいんだよ』って言ってくれたんです。一瞬だけ皮肉? とも思ったけれど、言葉の通りでした。今も連絡取り合っていて、私生活で会いますよ。仕事の話もするし、いつか一緒に芝居できたらなあって思ってます」。

 3クール連続の連ドラ出演に続き、写真集、主演映画、ミュージカルとさらに多忙になるが、さらなる飛躍も心に秘めている。

 「亜門さんの舞台はブロードウェー逆上陸を狙ってますし、ボクも英語を勉強中です。自分だけの特長を生かして米国デビューを目指します」。

[2007年9月24日8時25分 紙面から]

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